Diary

プロジェクト

ようやく、家具を所定の場所に設置しました。

kagu

 

 

 

 

 

 

 

 

逆光なので、窓がとんじゃってますが、腰壁の高さに合わせてすっきりと納まっています。

左奥のプリンタ2台はキャスター付のキャビネットにのっていて、使う時は手前に引き出します。キャスターの扉の内部には、紙類の収納、もう一台のキャスターの内部にはインクストックを収納しています。

書類ケースには、雑多な書類をクリアファイルで分類してつっこんでいます。ほんとは、右下のファイルボックスと同じシリーズの箱があって、それが上段に入るはずでしたが、なんと、ぐずぐずしている間に廃番に。。。。。

つくづく、最近はロングセラーの定番商品というものが存在しないのだなあと嘆く週末の午後でした。

先々週末、家具の塗装を行いました。

tosou

 

 

 

 

 

 

 

 

クリアであっても塗装をすれば濡れ色になってしまいます。それはそれでよい質感ではあるのですが、木の強さがですぎてしまう感じがして、無塗装のほわっとした質感がどの材でも最高だな~~と、いつも思うのです。でも、汚れのことを考えると塗装の仕上げをしないわけにはいきません。

 

kinuka

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回利用したのは、キヌカという、オイルでのフィニッシュです。お米からできている天然塗料で溶剤などが含まれていないので換気の必要もありません。手ぬぐいのような古布にとって刷り込むように塗布していきます。素手で触っても問題ないようですけれども、今回は薄手の使い捨てビニール手袋をしました。ほぼ無臭です。布にとって、木にしみこませていくだけ。簡単でお勧めです。

さて、実はもう一つ棚を作りました。こちらは、スチールラックの棚に入れ込む食器棚。外側がほとんど見えないため、ビス止め、小口も切りっぱなしでカットして組み立てるだけ。2時間弱で完成です。後は、塗装とアクリルの引戸をはめ込んだらおわり!です。

 

syokki

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、無事家具を家に運び込みましたが、片づけて場所を作って設置するには、もう少し時間がかかりそうです。^_^;

問い合わせフォームの仕様を一部変更してみました。いままで必須入力項目欄が多かったのですが、お名前とメールアドレスのみで投稿できるようにしました。建築家とのいえづくりに関する疑問、質問をどんどんお問い合わせください。

toiawase

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ、フォームの仕様を変えてみたのかといいますと、理由があります。オクムラリエスタジオのサイトにたどりつく検索ワードをしらべてみると、みなさん、家づくりに関しての疑問をお持ちなのがよくわかります。「家を決めてから住むにはどのくらいかかるのか」といった検索ワードからは、スケジュールやコストに関する漠然とした思案が伝わってきます。「設計料 支払い 実施設計完了とは」という検索キーワードや「住宅 契約前 設計料」といったキーワード。これらからは、設計にかかるコストと家づくりのフローに関する具体的な不安がみえてきます。いつ、どの段階から、いくらの金額が発生するのか。その段階とは、具体的にどういう状況なのか。。。などなど。このような疑問にはできるだけお答えしていきたいと思います。

うちの事務所では、「設計の流れと設計料に関して」というページに設計の流れと設計料と支払いのタイミングを記していますし、Q&Aも用意しております。それでも疑問はたくさん出てくると思います。単純にこれってどういう意味ですか、ということも含めて、ぜひ、問い合わせフォームから質問を送ってください。しっかり回答させていただきます。

昨年、お庭のデザインをさせていただいたお宅に寄らせていただきました。まだ、花の時期には早いのですが、クリスマスローズやムスカリ、スイセンなどが咲き始めていて、いただいてまいりました。

hana

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スイセンが、良い香りを部屋中に漂わせています。冬枯れの時期から、芽吹きの時期へ。でもまだちょっとさみしいお庭の風景。

garden2

 

 

 

 

 

 

 

garden1

 

 

 

 

 

 

 

 

夏の時期はこのような感じだったそうです。

garden3

前回、箱を作るところまで完了した家具製作。2つあるキャスターキャビネットの扉つけとキャスターのとりつけを、仕事の合間にちょこちょことやっていただき、、、木工作業は完了!しています。

ま、手間がかかって難しいところはお任せしてしまった、、というわけでございます。

 

caster

 

 

 

 

 

 

 

 

後は、塗装をのこすのみ!

自宅の収納が飽和し、コントロール不能となってきたため、収納家具を追加することを決定。入れたいものはプリンターと書類関係、窓の腰の部分にぴったり収めたいという制作条件がきまっていたので、既製品ではなく自作することにしました。自作とは、発注するのではなくて、文字通り自分たちで制作する(!)、ということでございます。

うちの相方は、授業の実習で家具を作る指導もしていたりするので、今回のようなシンプルな家具はお手の物。作業の流れをほぼお任せし、私は助手をさせていただきました。

kagu01

 

 

 

 

 

 

 

 

工房をおかりして、土日で制作し、本日午前中にプレス機から出したところ。大きな箱の中の2つの小さな箱に、キャスターと扉をつけて塗装を施して完成となります。

素人が自作で手間をかけずにざっくり手っとり早く作るには、小口はきりっぱなし、箱に組む時に、ビス止めというのが定番(?)ですが、今回は小口はきれいにしたい、ビスがみえるのは嫌だというわたしのワガママで、ビスケットジョイントという細長いダボのようなジョイント材を使って箱型に組んでいき、小口はテープを貼って処理をしました。(このあたりは、夢中で作業していたので写真撮り忘れました。。)

kagu02

 

 

 

 

 

 

 

シナのランバーコアはこの大きな機械でカットします。定規を切りたい寸法に合わせて材を置いてスイッチをポンと押すと、後は自動的にきれいにカットしてくれます。

 

kagu03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

箱が一つ、組みあがったところ。

kagu04

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつの箱。巨大なクランプでしっかり固定します。

 

kagu05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらをプレス機で押えて、接着剤がしっかり固まるまで固定します。

 

さて、ほぼほぼ出来上がった状態ですが、残りの作業は、プリンタを乗せるキャスターキャビネットの扉付けと塗装。しばらく作業日がとれないので、完成はもう少し先になりそうです。

先日お伝えした家具の設置完了後の写真です。制作は、この家を新築した時の造作家具を担当していただいた、ニシザキ工芸さん。

なるべく建築と一体化して存在感を少なく扉を閉めてすっきりとさせる見せ方と同時に、いちいち扉をあけて閉めるというアクションはどうしても面倒くさくなりがちなものなので、使っている時は開けっ放しにできるような扉のシステムを検討しました。

Exif_JPEG_PICTURE

 

 

 

 

 

 

 

下の段の中央2枚の扉はスライドして開きます。単純な引き戸とは違って、スライド丁番が引き戸のように横に動くといったイメージのドア金物(モノフラットリンクスヒンジ)なので、扉がしまったときは、面がフラットなのです。お施主さまと相談を重ねて、子どもたちが将来小学校に上がった時に、家にいる間は開けっ放しでランドセルや教科書、プリント類や個人の持ち物をここにしまって、夜寝る時、朝学校に出かけるときはきちんと扉をしめる、という使いかたを想定しました。(ここのお宅は、リビング勉強にする予定だそうです。)

上下の大きな白いボックスの中間の棚は、アクリルを入れて飾り棚としています。

Exif_JPEG_PICTURE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この棚には、ご夫婦が趣味で集めた小物達が陳列される予定。棚板は、室内の木部で使われているシナ突板と色をあわせて、濃いこげ茶のオイルステインです。奥の壁のグリーンは、部屋の中やルーフテラスの植物グリーンたちとあわせたいというご要望で選んだカラーです。あまり詰め込みすぎると、せっかくのグリーンがみえなくなってしまうので、、、、少し余裕をもって飾りましょう!!

作っても作っても足りなくなっていくのが収納。適切な容量を確保したら、後はモノの量をそれに納まるようにコントロールしていかないと、家の中は無法地帯と化していきます。無法地帯ができることが嫌で今回家具の追加を依頼してくれたお施主様。今回制作させていただいたこの家具が要望にそえることを願っています!

以前設計した住宅のお施主さまから、造作の家具をおねがいしたいと連絡があったのは、昨年の10月。家が完成した時から2人も新しい家族が増えて、皆の持ち物の定位置をつくりたい、とのことでした。打ち合わせを重ねて、制作を依頼し、本日取り付けです。

Exif_JPEG_PICTURE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまは、まだ保育園と生まれたての2人の兄弟ですが、今はリビングを覆い尽くすおもちゃたちをしまう場所として、小学校にはいったら、ランドセルから教科書やプリントなどをしまう場所になります。

取り付け完了後の全体像は、また後ほど。

先週、引き渡し間際でバタバタしていたリフォーム、無事完成しました。

Exif_JPEG_PICTURE

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、水回りのみを集中的に使い勝手良くリフォームし、間仕切り壁の移動は必要最低限にしぼって短期間でのプロジェクトとなりました。

Before/afterはこちら。

before
 

 

 

 

 

キッチンの配置は基本的に元のままなのですが、中途半端で色のトーンが合わない人工大理石のハイカウンターを撤去して広いステンレスの天板に変更。合わせて対面からの収納もふやしました。カウンターが大きくなった分、ダイニング部分の床面積は少し減りますが、空間の見え方は圧倒的にリフォーム後の方が広いです。

Exif_JPEG_PICTURE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、洗面室。カウンター天板はウォールナットの無垢板で、オスモカラーのウッドプロテクターを下地に塗って耐水性をアップしたうえで、フロアクリアーの艶消しをセルフペイントしています。

腰壁は、光触媒塗料のオプティマスのセルフペイント。サンプルを見たときから、グレイッシュなグリーンをお施主さんは大変気に入ってくださったのですが、商品名はなぜかアーバングレー。名前のイメージからすると、グリーン味のかかったグレーかなと思い、実物とちょっと違うような気がしました。いずれにしても、色見本をとって確認するということは重要、ということですね。

もうすぐ完成のリフォームの現場。この日は、お施主さんがセルフで塗装をするので、そのサポートに行ってまいりました。リビングダイニングの一番奥の壁、ここはベニヤを全面に貼ってパテしごきまで下地を作ってもらっています。塗料は、先日事務所でも塗装してみた、光触媒塗料のオプティマス。他の壁はビニルクロスの白で、光触媒塗料も白ですが、実物で見ると質感の違いがしっかりでていて、微妙な違いではありますが空間にもたらす影響はとても大きいです。

selfpainting

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塗装で重要なのは、下地面の仕上がりとマスキング。しっかり養生をして、プライマーを2回。ベニヤはかなり吸い込むのでしっかりプライマーを塗っていきます。日当たりがよくて、風通しも良く、空気は乾燥しているので、すぐ乾いてくれて塗装日和でした。

オプティマスは、粘度のある、左官材料のような塗料。でも、とても扱いやすくて、お施主さんに好評でした。

本日は、他にも洗面室の腰壁にグレイッシュなグリーンのオプティマスを塗装して、無垢の洗面カウンターにオスモカラーのウッドプロテクターとフロアクリアの塗装まで一気にセルフ塗装をがんばって仕上げられてました。

来週あたまにお引き渡しのリフォームの現場です。

お施主さん立会いのもと、キッチンウォールシステムの金物や、タオルバーの取り付け位置を決める作業をしてきました。

ikeawall02

 

 

 

 

 

 

 

 

ある程度は、展開図という図面上でサイズとレイアウトを押えて必要な位置と数量のアタリをつけてはおきましたが、やはり実物を前に日常の家事動線を考えながら位置や高さを決めていくのが重要です。

ikeawall01

 

 

 

 

 

 

 

 

壁にも収納を拡張したいと、バーやマグネットナイフラックを多様します。壁中にバーが取りつく予定。

それにしても、意外と、タオルバーの位置って、難しいのです。

顔を洗ったり、歯を磨いたり、手を洗ったり、お風呂から出たり、使う用途によって必要なタオルの大きさは違いますし、でも設置できる個所には限定がある、という時に、住まう人の普段の生活行動パターンによってどの条件を優先するのか変わってきます。設計者では判断しがたい場合もあるのですね。使い勝手優先でいくと、思いもよらない位置にタオルバーがついちゃったりするのがおもしろいです。

奥村と相方の勤める大学の研究室と一緒に展示計画の一部をお手伝いしてきた、「作家とアトリエ展」が20日に茨城県近代美術館でスタートしました。

作品が生まれる場を体感できるような展示構成を考えたいという企画案にご相談にのったのがきっかけで、ほんの一端ではありますが、関わらせていただきました。我々が制作したものは、2つのコーナーです。

pisaro

 

 

 

 

 

 

 

 

チューブに入った絵の具が開発されたことで、戸外での作品制作が可能になった印象派の時代。ピサロが車輪のついた移動可能なイーゼルで戸外で絵を描く姿を写した一枚の写真があります。この一枚から、イーゼルの再現を試みました。また、展示室内でありながら外部空間を喚起させるしつらえを、木の葉をスタンプしたオーガンジーで表現しています。これらは、ピサロが描いた風景からイメージする木立を抽象的に再現したものです。

この、スタンプは、以前のダイアリーでもおつたえした、あの葉っぱたち、です。

leafs

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつは、現代アートの田中信太郎さんのコーナーで、アトリエを背景にインタビューに答える映像ブースにベンチを制作しました。これは、以前アトリエに訪問した際にコンクリートブロックと無垢の板材で棚をつくり、フレキシブルな空間をつくりだしていた印象を元に、少しでも田中さんのアトリエの空気感がつたわれば、と思ってブロックと無垢板を使って制作しています。

benchi

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも、作品とそれが生まれた場を体感できる展示がたくさんあります。なかなかない着眼点の展示ですので、お近くにお寄りの際は、ぜひ御高覧いただけるとうれしいです。

 

展覧会の紹介動画がこちらにあります。

https://www.youtube.com/watch?v=LyUWSD1nOjA

2014.11.14

オーガンジーに転写された葉っぱたち。うちの相方が教えている大学の学生さんたちが試行錯誤して制作しています。葉脈までリアルに転写された姿と、人工的な絵の具の色で、具象と抽象の間をうまく表現できそうです。オーガンジーは透けるので、いくつか重ねてみると奥行き感がでてとても良い感じ。

leafs

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらは、来月、茨城県近代美術館において開催される「作家とアトリエ展」で展示されます。作品が生み出される場、アトリエと作家の関係を感じる企画の展覧会。作品が生み出される場を体感的に感じてもらう展示の仕掛けが随所にあり、そのうちの一つに相方と学生とわたしとで携わっています。

どんな展示になるのか、お楽しみに!

2014.10.03

事務所に光触媒の塗料メーカーの営業さんが来ました。光触媒の塗料は外装材のイメージでしたし、本当に効果があるのかずっとよくわかりませんでした。

内装用の光触媒塗料もあるということで、サンプルをおいていってくれました。きつめの色ではあるけれど、意外と大きな面でぬってみると落ち着いた存在感になりそうな色で、よいかもしれませんね。セルフでぬれる、ということもセールスポイントのようです。

color sample01

 

 

 

 

 

 

 

 

光触媒は、酸化チタンでできていて、太陽光や蛍光灯から出る紫外線を当てることで、酸化ラジカルという活性酸素を発生させ、「分解力」と「親水性」で有害物質や悪臭の原因物質を分解除去できる機能があります。また、帯電防止効果があるので、ほこりやちりが付着しにくく、光触媒が有機性の汚れを分解するので付着した汚れも除去しやすくなるとのこと。

ちょうど事務所で棚を新設するので、壁の一部と棚に実験的に塗って、効果をためしてみようかな、と考えています。

先週末、京都にて。

夜の先斗町を歩いていると目につく白地に赤い千鳥の提灯。

chidori

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千鳥の文様は、なんともいえないかわいらしさととぼけたユーモラスな感じがとても好きです。

以前、提灯の職人さんとコラボレーションして照明器具をデザイン・制作したことがあります。その時も、千鳥の文様をえらびました。伝統的なアイテムや文様の意味や背景を再解釈して、今現在の生活空間に引用してみるとどのような可能性があるのかしら、などと考えてデザインにトライしてみたものです。

sannrenn詳細はこちらをクリックしてみてください。 

 

浅草の提灯屋さん、大嶋屋恩田さんとのコラボレーションです。

 

 

 

 

 

 

 

点灯した時にシルエットで浮かびあがる千鳥。らせん状につながる軌跡が水の流れもイメージするように考えました。

ちなみに、まだ在庫あります!コンタクトのお問い合わせフォームからご連絡ください。

 

話を戻して、京都。川床のある鴨川をみたのは、はじめてかも。

kawadoko

 

 

 

 

 

 

 

 

スタバも川床で。

kawadokosutaba

 

 

 

 

 

 

 

 

納涼というより、寒かったです。。。。もう、秋だもんね。

1 / 212