Diary

計画のTIPS

前回書いた、おいっ子トシくんの自由研究トランスフォームの家は、部屋自体が動くような大掛かりなことを考えていましたが、考えてみると昔から身近なところに建築空間のトランスフォームの考え方はあるのです。

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もともと、和室はトランスフォーム(変形する、変容するetc..)を有効に利用して生活に沿った使い方をされてきました。ふすまや障子を外せば、続きの大広間に、閉めれば小間に。あるいは、ちゃぶ台をおけばそこは食事室になり、布団を敷けば寝室に変化する。もちろん、目的に合わせた部屋にするために、毎回家具を動かしてしつらえを整えなくてはいけないという手間はかかるのですが、限られたスペースにおいて目的に合わせて部屋を変化させられるのは、とても理にかなっています。

そんな、身近なトランスフォームの考え方を、現代の住宅にあわせた事例をふたつ。

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MK邸のリビング兼寝室

大広間のような和室、ここは昼間には子世帯の家族がくつろぐリビングであり、夜は夫婦の寝室となります。週末には、たくさんのゲストがあつまる会場にもなります。

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T+Kハウジング のリビング

床から天井までの引き戸を開けるとリビングが他の部屋とつながって広々となり、引き戸を閉めると個々の寝室を区切ることができます。

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