RC造6階建てのビルの6階住宅のリノベーションのプロジェクト
5階、6階を2世帯住宅として住まわれているご家族の子世帯(6階)の部分をスケルトン状態にして設計させていただきました。
・週末には大勢のお客様がいらっしゃるので、できるだけ大きな「大広間」のようなお部屋がほしい。
・これから育ちざかりになるお子様おふたりのそれぞれ独立した部屋を確保したい。
という2点が大きな要望でした。 面積が限られているので、廊下等の動線空間を必要最小限にしてできるだけ大きな部屋を確保し、平面的に2つの子ども部屋はとれないため、ベッドをずらしながら立体的に重ねることで二人それぞれの部屋を実現しました。
子供部屋の構成図
ベッドがX,Y,Z方向共にずれながら重なり奥行きの少ない
変形プランの中に2つの子供部屋を確保しています
大きな部屋を確保するために、この家では建具の綿密なデザインがカギになっています。 一面の壁のような大きな建具は、ある場所では収納の扉、ある場所では玄関土間を仕切る扉となっています。